西洋医学と民間療法の問題点

 大学病院・総合病院・個人医院(小児科・皮膚科・アレルギー科)等の現代医療のほとんどが西洋医学に基づく対処療法です。

 アトピー性皮膚炎に対する、従来の医学の考え方

 アトピー性皮膚炎は増悪・寛解を繰り返す掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因をもつ。 アトピー素因とは家族暦・既往暦(気管支炎・アレルギー性鼻炎・結膜炎・アトピー性皮膚炎のいずれか、あるいは複数の疾患) 又はIgE抗体を生産しやすい素因とあります。 この定義に基づいた医師の大きな判断材料とされているのは、 まず血液検査項目の中のIgE(グロブリンE)検査と、パッチテスト、RAST検査等のアレルゲンテスト、 そして皮疹の状態、慢性的なカユミの有無等を総合的に見て判断します。

 民間療法

 ステロイド外用を止めた上で、徹底したアレルギー抗原の除去・温泉・水・漢方薬・はり・灸・カウンセリングによる精神的なケア・電磁波による治療や、 運動・健康食品(サプリメント)等、等、数限りない程の民間療法がある。 例えば、食事を大豆・牛乳・卵等の六大アレルゲン等をテストしてアレルゲンの食物禁止から、果ては断食療法。
 また、アトピーが軽症〜中程度の場合、苦しい脱ステロイドを行い、 様々な民間療法等で軽減する場合もあるが、 重症アトピー患者が脱ステロイドをし全身に再発悪化すると、炎症が激しく、 基底膜(皮膚の表皮の一番奥にある膜で、色素細胞が入っている。)まで炎症が波及して、 基底膜が破れ、色素細胞が基底膜の下の真皮という組織に落ちてしまい皮膚が真黒になるといった症状に陥る場合もある。。


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